~ビリヤード脱中級者!上級者を目指す~

プレイスタイルを知る

プレイスタイルを知る

ビリヤードの上達を考える上で、実はプレイスタイルというのは、とても重要です。
野球でもサッカーでもテニスでも、選手やチーム毎のプレイスタイルは必ずありますよね。

例えば、野球なら、パワーはないけど足が速いので、出塁率の高い1番バッタータイプである。
などです。

どのスポーツでも、身体的特徴や好みなどによって、
プレイスタイルを変えていくという考え方は一般的です。
しかし、これまでのビリヤード業界では、あまりプレイスタイルについては語られてきませんでした。

身体的特徴によるプレーの差が出にくいことや、
野球やサッカーのようなプレー戦略の幅がないためだと考えられますが、
最低限、考えなければいけないことがあるのも事実です。

このページでは、最低限考えなければいけない、ビリヤードのプレイスタイルについて触れていきます。


入れ重視かネクスト重視か?

プレイが入れに偏っているか、ネクスト(ネキ)に偏っているかについては、球屋(ビリヤード場)でもよく話題に挙がるポイントです。
入れ重視とはすなわち、先球を重視するプレイスタイルです。
ネクスト重視とは、手球を重視するプレスタイルです。
細かく挙げればセーフティーを常用するかどうかも重要ですが、これは後述します。

早く上達したいなら入れに偏るべし

球屋でよく話題に挙がると言いましたが、ほぼ結論が出ています。
早く上のクラスに上がっていきたいのであれば、イレを重視したプレイスタイルにするべきです。
多少難しい配置でも、バンクでも、薄くても、厚くて強めに撞かなければならない時でも、入れてしまえばオールオッケーという考え方です。

手球重視派はいばらの道

手球重視とは、薄作り(薄めの配置で組み立てていくこと)を好み、ヒネリでネクストのラインに乗せる撞き方です。
殺し球などが上手で、バタバタよりも殺し球を選択する傾向にあります。
なぜ、手球重視派がいばらの道かと言うと、手球の正確なコントロールには必要なものが多いためです。
高いコンディション対応力、細やかな撞点管理、ワンクッション目をどこに入れるのかの正確性など、このようなスキルが揃って初めて手球をコントロールできます。
手球を重視することがダメだと言うわけではありません。
非常に難しい挑戦であると理解せずに、手球重視であることは危険だと言いたいのです。
(特に下級者、中級者の手球重視派はビタだしを狙うため・・)

プレイスタイルの見分けかたは簡単

ある配置を撞き終わった時に、「先球が入ったか!?」と先球を見ているか、「手球は出たか!?」と手球を見ているかどうかです。
または、ミスをしたときに入れミスをしたと考えるか、出しミスをしたと考えるかです。
自分のプレイスタイルに不安があれば、周りの上級者の方に意見を貰いましょう。
逆に言えばプレイスタイルの違いを理解していない人はたとえ上級者でも教えるのは下手な人ですので、教わるのは止めましょう。

多くのプレイヤーが中級時点でイレに傾倒する

下級者から中級者になるにつれて、たくさんのA級プレイヤー達を目にすることになります。
その中で、手球コントロールが繊細で、手球に多種多様な動きをさせるプレイヤーを見ることで、手球重視(ネクスト重視)のプレイスタイルに偏っていくという傾向があります。
しかし、手球重視プレイヤーの多くが中級者(B級中位程度)の壁に捕まります。
試合で勝てない、セットマッチで勝てないという壁です。
コンディションを把握しているホームでの戦績は悪くないのに、他店の試合に出ると途端に勝てなくなるというのも、中級の手球重視プレイヤーの特徴です。
この時点で多くのプレイヤーは自分のプレイスタイルの欠点に気付き、イレを強化しようと調整を始めます。

プレイスタイルはなるべく早いうちにイレに傾いたほうが良い

手球をコントロールしなくて良いというわけではありません。
最低限のネクストを考える必要はもちろんあります。
それに加えて、我慢の出し(ネクスト)を覚えたり、ロングや撞き辛い配置の球を練習して精度を高めるのです。
早くAクラスに上がるという点では、「ポケットビリヤードは球を入れる競技だ」ということにいち早く気付いた者から上がっていくと言えます。

中級者が陥りやすい罠

1.A級の中でも上手い人の球撞きやSA級の人の球撞きを見て感銘を受けてしまい、同じように手球コントロールを極めたいと考えてしまうこと。
2.または、イレの弱さをネクストで補おうとすること。

はっきり言ってしまうと、B級のうちに綺麗に手球を出そうなんていうのは無理です。
泥臭くとも入れて繋いで取り切るビリヤードをする必要があります。
特に、試合や相撞きで勝ちたかったら、なおのことイレてイレてイレる精神が必要です。

ホームの慣れた台の慣れたコンディションですらネクストのコントロールミスをするのがB級です。
そのミスがないのならば、それはB級ではありません。

B級のうちから綺麗に取り切って勝とうという考え方が甘いのです。

我慢のネキになってしまっても、遠くて厚い球も、薄いカットも、イレるのです。
イレてイレて繋いでいくことで、厚みへの自信もついていきます。
イレられる球が増えてきます。

ネクストはそれから考えれば良いのです。

こう言うと、何でもイレポンすればいいのか、と言う人がいますが、なぜそんなに極端から極端に走るのかと問いたいです。

ネクストを十分に考えられる配置で言えば、当然、ネクストを考えて撞きます。
ただし、その考えたネクストが完璧に自分の思った通りにはならないという前提で、球撞きを組み立てていく必要があるということです。

最悪から考える

例えば、下図のような配置でネクストを考える時にどうしますか?
IMG_0053
左上を撞いて押して回してくることもできなくはないですが、慣れたコンディションでなければA級でも難しいネクストになります。
この配置であれば我慢して9番入れ勝負のほうがトータルの取り切り確率は固いでしょう。

考え方として需要なことは、9番を入れるにあたってどこまで許容できるかを考えるという点です。

「最悪、ここからなら何とか狙える。」

という位置を考えてみるのです。

上図のような9番へのネクストだけではなく、通常のネクストの中でも、次のネキで邪魔球があり隠れそうな時、レストを使う時、撞きヅラの時などでも、最悪から考えて組み立てると安定感が増します。

最悪、こうなっちゃっても良い。

この考え方ができる範囲を広げていくことは、イコールでイレの許容範囲を広げていくことになります。
イレの許容範囲を広げる考え方を持つほうが、ネクストを上達させるよりも近道であります。

SA級でも常にビタビタの出しなんてできないのです。
かのエフレン・レイズですら、試合でしびれた時は手球なんて気にしていられない、入れていくのみ。と言っていますからね。

おまけ程度ですが、上記を踏まえてプレイスタイル分類

入れ傾倒型

イレが100%ということは無いが、7:3で入れ重視ならば入れ傾倒型と言える。
立てキューをして強く撞かないとネクストが無い時などは無理なネクストはしない。
次の球がある程度難しくなっても、とりあえず入れて我慢をするプレイスタイル。
縦バンクや極薄カットも積極的に狙いにいく。
一旦はまると手が付けられなくなるタイプ。
強いBクラスと言われる人に多い。Aクラスになるためには一度は通って欲しい道。

バランス型

実は上級者の多くはバランス型。
初級者や中級者から見ると、手球重視型に見えるのだが、それはAクラスが放っておいてもある程度以上に球を入れるからそう見えるだけなのである。
選択は成功確率で考える。

派生系が以下。

厚めズバッとタイプ

強気にキューをズバズバと出していくのが好きなタイプ。
ヒネリ量はごくわずか。
多少難しい配置でも入れに行くのが好み。
コンディションに左右されにくいためトーナメントプレイヤーに多い。

薄めに作るタイプ

薄めに作りヒネリでクッションからラインに乗せるタイプ。
細かいコントロールによるセーフティー巧者であることが多い。
コンディション対応力で中級と上級の差がつく。
このタイプの超上級者はホームでは無敵な感が強い。

更なる手球重視派

美しい球撞きを好む傾向にあるタイプ。
手球の描くラインやクッション際での動きにロマンを感じる。
クッションからのヒネリ量を厳密にコントロールし、手球1つ分の出し入れを目指す。
時には先球を犠牲にしてもいいと考えるほどの手球コントロールバカ。
(といってもさすがにどそっぽには外さずにカタカタくらいだが。)
基本的には超上級者になってから追及する道。

こんなに細かい出し入れをする球撞きを目指すにしても、B級のうちはネクストは細かいことよりもまずはセオリーを覚えていき、A級になってから細かいコントロールを考えればよい。
セオリーは代表的なネクストのページを参考にしてください。

プレイスタイルについての続きは続・プレイスタイル論にて。




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